子音・激音・濃音 — 日本語にない「息」の違い
ハングル入門
子音・激音・濃音 — 日本語にない「息」の違い

このレッスンでできるようになること
- 韓国語の子音「平音・激音・濃音」の3つの違いがわかる
- 息の出し方を意識して、似ている音を発音し分けられる
- 簡単な単語を、音の違いを意識しながら読めるようになる
教室で皆さんと練習していると、「ㅋ(キヨク)」のような激音で、息を出すのが少し恥ずかしいと感じる方が多いですね。でも、思いっきり息を出すのが正解なんです。ティッシュを一枚、口の前に持って練習すると、違いが目に見えて面白いですよ。
今日のシーン
しくみ
韓国語の子音の面白いところは、多くの音に3つの「兄弟」がいることです。これを「平音(へいおん)・激音(げきおん)・濃音(のうおん)」と呼びます。例えば、日本語の「か」に近い音には、「ㄱ」「ㅋ」「ㄲ」の3種類があります。この違いは、主に「息の量」と「喉の緊張ぐあい」で生まれるんですよ。なんだか難しそうに聞こえますか? 大丈夫、一つずつ確かめていけば、耳と口がちゃんと覚えてくれますからね。
まずは「平音」です。ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅅ, ㅈ がこのグループです。発音するときのコツは「リラックス」。息はあまり出さず、喉にも力を入れません。日本語の「か、た、ぱ、さ、ちゃ」と発音する感覚に近いですが、単語の頭にあるときは澄んだ音、単語の途中にあるときは少し濁った音に聞こえるという、ちょっと面白い特徴もあります。今はまず「普通の音」と覚えておきましょう。
次は「激音」。ㅋ, ㅌ, ㅍ, ㅊ が仲間です。「激しい音」と書く通り、息を強く、たくさん吐き出すのが最大のポイントです。口の前にティッシュを一枚かざしてみてください。「카(カ)!」「타(タ)!」と発音したとき、ティッシュが大きく揺れたら大成功です。日本語の「か」や「た」よりも、ずっとたくさんの息が前に飛び出すイメージですね。破裂させるような、はっきりとした音です。
最後は「濃音」。ㄲ, ㄸ, ㅃ, ㅆ, ㅉ がこのグループです。「濃い音」と書きますが、私は「硬い音」と説明することが多いです。これは、喉をきゅっと締めて一瞬息を止め、そこから「ポン!」と音を出すイメージだからです。日本語の促音「っ」の感覚にとてもよく似ています。「学校(がっこう)」の「っこう」と言うときのように、小さい「っ」を前に入れて「까(ッカ)」「따(ッタ)」と発音してみてください。激音とは正反対に、息はまったく前に出ません。
ㄱ/ㅋ/ㄲ、ㄷ/ㅌ/ㄸ、ㅂ/ㅍ/ㅃ、ㅈ/ㅊ/ㅉ、ㅅ/ㅆ。これらのペアの音の違いが聞き取れて、言い分けられるようになると、韓国語の単語がぐっと正確になります。例えば「불(火)」と「풀(草)」と「뿔(角)」は、この子音の違いだけで意味が変わるんですよ。焦らず、自分の口の形や息づかいを確かめながら、ゆっくり練習していきましょうね。
平音(평음)- リラックスした音
ㄱ, ㄷ, ㅂ, ㅅ, ㅈ。息はほとんど出さず、喉も緊張させません。自然に「か、た、ぱ」と発音するイメージです。単語の途中では少し濁った音に聞こえることもあります。
激音(격음)- 息を強く出す音
ㅋ, ㅌ, ㅍ, ㅊ。口の前にティッシュをかざすと、大きく揺れるくらい強く息を吐き出します。「カッ!」「タッ!」と、息の破裂を意識するのがコツです。
濃音(경음)- 息を止める硬い音
ㄲ, ㄸ, ㅃ, ㅆ, ㅉ。喉をきゅっと締めて一瞬息を止め、そこから破裂させるように発音します。日本語の「行った」の「った」のように、小さい「っ」を前に入れる感覚です。息は全く出ません。
使える例文
似ている表現・つまずき
自然
不自然・注意
声に出して確認
練習 1. 「火」「草」「角」を、それぞれハングルで書いてみましょう。
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練習 2. 「寝る」「冷たい」「しょっぱい」を、それぞれハングルで書いてみましょう。
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練習 3. 「安いです」は「싸요」です。では「買います」は何と言うでしょうか?
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お疲れさまでした。子音の息づかい、少し感覚がつかめてきたでしょうか。口の筋肉が慣れるまで、ゆっくりで大丈夫ですよ。さて、次回はいよいよ「パッチム」です。文字の下につく最後の子音ですね。これが読めるようになると、韓国語の単語が一気に読めるようになりますから、楽しみにしていてくださいね。
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