否定と範囲 — 안 / -지 않다、부터・까지

初級文法

否定と範囲 — 안 / -지 않다、부터・까지

否定と範囲 — 안 / -지 않다、부터・까지
KTXの切符とお茶。旅の計画はいつだって楽しいものです。
今回は「〜しない」という否定の言い方と、「〜から〜まで」という範囲の言い方を勉強しますよ。少しルールが増えますが、一つずつ見ていけば大丈夫。あなたの言葉の表現がぐっと豊かになりますから、ゆっくりいきましょう。

このレッスンでできるようになること

  • 「안」を使って短い否定文が作れる
  • 「-지 않다」を使って丁寧な否定文が作れる
  • 「-부터 ~ -까지」で時間や場所の範囲を言える
高先生のひとこと
日本語だと「〜ません」の一つなのに、韓国語には「안」と「-지 않다」の二つがあって、最初は戸惑う方が多いですね。でも大丈夫、ニュアンスの違いは少しずつわかってきます。まずは「短い안、長い않다」と覚えて、使いやすい方から口に慣らしていきましょう。

今日のシーン

ソウル駅のKTXチケット売り場。週末に釜山へ行こうと計画中。

会話を通して聞く
シーン全体の音声です。一度通して聞いてから、下の行を追いましょう。

旅行者(あなた): 저, 부산 가는 KTX 표 좀 보여주세요.
あの、釜山に行くKTXの切符を見せてください。

駅員: 네. 언제가 좋으세요?
はい。いつがよろしいですか?

旅行者(あなた): 오늘 오후요. 3시부터 5시까지 괜찮아요.
今日の午後です。3時から5時まで大丈夫です。

駅員: 잠시만요... 아, 3시 표는 자리가 없네요.
少々お待ちください... ああ、3時の切符は席がありませんね。

旅行者(あなた): 그럼 4시 표는요? 비싸지 않아요?
では4時の切符はどうですか? 高くないですか?
「비싸요?(高いですか?)」の代わりに否定疑問文で控えめに尋ねる表現。

駅員: 4시 표는 있습니다. 주말이라서 싸지는 않아요.
4時の切符はあります。週末なので安くはありません。

旅行者(あなた): 그렇군요. 그럼 그걸로 한 장 주세요.
そうなんですね。では、それで一枚ください。

駅員: 창가 자리 괜찮으세요? 복도 쪽은 시끄럽지 않아요?
窓側の席でよろしいですか? 廊下側はうるさくないですか?

旅行者(あなた): 네, 창가 자리가 좋아요. 저는 시끄러운 건 신경 안 써요.
はい、窓側の席がいいです。私はうるさいのは気にしません。

駅員: 알겠습니다. 여기 표 나왔습니다.
かしこまりました。こちら、切符です。

しくみ

韓国語で「〜しない」「〜くない」という否定の表現は、主に2種類あります。『안』を使う方法と、『-지 않다』を使う方法です。日本語の「〜ない」にあたる表現が二つもあるなんて、少し不思議に感じるかもしれませんね。でも、どちらもよく使う大切な表現です。『안』は単語の前にポンと置く短い言い方、『-지 않다』は単語の後ろに付けて少し長くなる言い方、というイメージで捉えてみましょう。どちらも同じ意味を表しますが、少しだけニュアンスや使いどころが違います。まずはそれぞれの形に慣れることから始めましょう。

まずは『안』から見ていきましょう。これは、動詞や形容詞の『前』に置くだけで否定文が作れる、とても便利な言葉です。例えば「行きます」は「가요」ですが、「行きません」は「안 가요」となります。簡単ですよね。話し言葉でよく使われる、少しカジュアルな響きがあります。一つだけ、とても大切な注意点があります。「勉強する(공부하다)」のように「名詞+하다」でできている動詞の場合、『안』は名詞と「하다」の間に挟みます。「안 공부하다」ではなく、「공부 안 하다」となるんです。これは日本の方がよく間違えるポイントなので、しっかり覚えておきましょう。

次に『-지 않다』です。こちらは動詞や形容詞の語幹(辞書に載っている「-다」を取った形)の後ろに付けます。「行く(가다)」なら語幹の「가」に付けて「가지 않다」、「食べる(먹다)」なら語幹の「먹」に付けて「먹지 않다」となります。『-지 않다』の方が『안』よりも少しだけ丁寧で、文章を書くときなどにもよく使われます。意味は同じ「〜しない」ですが、少し落ち着いた、かしこまった印象を与えたいときに選ぶと良いでしょう。活用のルールさえ覚えてしまえば、どんな動詞や形容詞にも使えるので、こちらもとても便利ですよ。

最後に、範囲を表す『-부터(〜から)』と『-까지(〜まで)』です。これは日本語の助詞と感覚がとても似ているので、分かりやすいと思います。名詞の後ろに付けて、時間や場所の始まりと終わりを示します。「9時から5時まで」なら「아홉 시부터 다섯 시까지」、「ソウルから釜山まで」なら「서울부터 부산까지」となります。旅行の計画を話したり、仕事の時間を説明したり、日常の様々な場面で活躍する助詞なので、セットで覚えてしまいましょう。

否定①:안 + 動詞/形容詞

動詞や形容詞の前に『안』を置きます。話し言葉でよく使われ、短く言いやすいのが特徴です。
例:안 가요(行きません)、안 예뻐요(きれいじゃないです)
【例外】『名詞+하다』の動詞は、『名詞』と『하다』の間に『안』を入れます。
例:공부하다 → 공부 안 해요(勉強しません)、운동하다 → 운동 안 해요(運動しません)

否定②:語幹 + -지 않다

動詞や形容詞の語幹(-다を取った形)に『-지 않다』を付けます。『안』よりも少し丁寧で、書き言葉でもよく使われます。パッチムの有無は関係ありません。
例:가다 → 가지 않아요(行きません)、먹다 → 먹지 않아요(食べません)、예쁘다 → 예쁘지 않아요(きれいじゃないです)

範囲:名詞 + -부터 / -까지

名詞に付けて、時間や場所の『〜から』『〜まで』を表します。パッチムの有無は関係ありません。
例:아침부터(朝から)、저녁까지(夜まで)、여기부터(ここから)、부산까지(釜山まで)

使える例文

오늘은 학교에 안 가요.
今日は学校に行きません。
動詞の前に置く「안」

이 김치는 맵지 않아요.
このキムチは辛くないです。
形容詞の語幹に付く「-지 않다」

어제는 공부를 안 했어요.
昨日は勉強をしませんでした。
「名詞+하다」動詞の否定の過去形

주말에는 일하지 않아요.
週末には働きません。
「名詞+하다」動詞と「-지 않다」

아침부터 비가 와요.
朝から雨が降っています。
時間の始まり「-부터」

여기서부터 저기까지 걸어갈까요?
ここからあそこまで歩いていきましょうか?
場所の範囲「-부터 ~ -까지」

그 영화는 재미있지 않았어요.
その映画は面白くなかったです。
「-지 않다」の過去形

왜 아침을 안 먹어요?
どうして朝ごはんを食べないのですか?
疑問文での否定

서울역부터 집까지 택시를 탔어요.
ソウル駅から家までタクシーに乗りました。
場所の範囲を使った過去の文

저는 술을 마시지 않아요.
私はお酒を飲みません。
習慣についての否定

似ている表現・つまずき

自然

운동 안 해요.
運動しません。
「〜する」を意味する「하다」動詞の場合、「名詞」と「하다」の間に「안」を入れます。

不自然・注意

参考

안 운동해요.
運動しません。
「안」は動詞や形容詞の前に置きますが、「운동하다」のような「名詞+하다」の単語は切り離して間に挟むのがルールです。

声に出して確認

練習 1. 「私はコーヒーを飲みません」を「-지 않다」を使って韓国語にしてみましょう。

答えを見る

저는 커피를 마시지 않아요.
私はコーヒーを飲みません。

練習 2. 「弟は背が高くないです」を「안」を使って韓国語にしてみましょう。

答えを見る

동생은 키가 안 커요.
弟は背が高くないです。

練習 3. 「月曜日から金曜日まで会社に行きます」を韓国語にしてみましょう。

答えを見る

월요일부터 금요일까지 회사에 가요.
月曜日から金曜日まで会社に行きます。

お疲れ様でした!否定と範囲の表現、どうでしたか?これで「〜しない」「〜から〜まで」が言えるようになりましたね。 次は「漢数詞と -네요 — 日付・お金の入口」へ続きます。

日記で使う
今日の形を、日記に1文だけ入れてみてください。書いた文が「なんとなく正しい」で終わらないように、またここへ戻ってこられます。
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