〜ではありません — い/가 아닙니다

初級文法

〜ではありません — い/가 아닙니다

〜ではありません — い/가 아닙니다
教室の窓辺に置かれた、誰も座っていない椅子。これから始まる、ゆるやかな学びの時間を暗示している。
前回は「〜です」にあたる「입니다」を学びましたね。今回はその否定の形、「〜ではありません」を練習しましょう。とても簡単ですが、日本語の助詞「は」と少しだけルールが違うので、そこを一緒にゆっくり見ていきましょうか。

このレッスンでできるようになること

  • 名詞を否定して「〜ではありません」と言えるようになる
  • パッチムの有無で助詞の「이」と「가」を正しく使い分けられる
  • 「これはペンですか?」「いいえ、ペンではありません」のような簡単な質疑応答ができる
高先生のひとこと
「아닙니다」の前の助詞は「이/가」だと頭では分かっていても、日本語の「〜は」につられて「학생은 아닙니다」のように言ってしまう方をよく見かけます。大丈夫、最初はみんな通る道です。否定したい名詞のすぐ後ろに「이/가」を付ける、とシンプルに覚えてみてくださいね。

今日のシーン

ソウルのカフェで。友人と席で待っていると、店員が飲み物を持ってきた。

会話を通して聞く
シーン全体の音声です。一度通して聞いてから、下の行を追いましょう。

店員: 아메리카노 나오셨습니다.
アメリカーノでございます。
直訳は「アメリカーノ、お出になりました」。飲食物に対してよく使う丁寧な表現。

ユキ(旅行者): 저기요, 이건 제 것이 아닙니다.
すみません、これは私のものではありません。

店員: 네? 아메리카노가 아닙니까?
え?アメリカーノではありませんか?

ユキ(旅行者): 네, 아메리카노가 아닙니다. 저는 카페라테를 시켰어요.
はい、アメリカーノではありません。私はカフェラテを頼みました。

店員: 아, 죄송합니다! 금방 다시 가져다 드릴게요.
あ、申し訳ありません!すぐにまたお持ちします。

ユキ(旅行者): 감사합니다.
ありがとうございます。

店員: (옆 테이블에) 혹시 이 주스가 손님 것입니까?
(隣のテーブルに)もしかして、このジュースはお客様のものでしょうか?

店員: 아니요, 제 주스가 아닙니다.
いいえ、私のジュースではありません。
Cは隣の客

しくみ

前回学んだ「AはBです」の「입니다」は、名詞を肯定する表現でした。今回はその反対、「AはBではありません」という否定の表現、「아닙니다」を学びます。「입니다」と「아닙니다」、セットで覚えると便利ですね。

ここで一番大切なポイントがあります。日本語では「学生ではありません」のように言いますが、韓国語では「학생이 아닙니다」となります。助詞が「は(은/는)」ではなく「が(이/가)」になるんです。これが、多くの日本人学習者が最初につまずく点です。「아닙니다」の前は「이/가」。まずはこのルールをしっかり覚えましょう。

では、「이」と「가」はどう使い分けるのでしょうか。もうお気づきの方もいるかもしれませんね。そうです、パッチムの有無です。否定したい名詞の最後の文字にパッチムがあれば「이 아닙니다」、パッチムがなければ「가 아닙니다」を使います。例えば、「책(本)」は最後にパッチムがあるので「책이 아닙니다」。「의자(椅子)」はパッチムがないので「의자가 아닙니다」となります。

「じゃあ、은/는 は使えないの?」と思うかもしれませんね。使えますよ。例えば、「저는 학생이 아닙니다 (私は学生ではありません)」のように、文全体の主語を示すときには「은/는」を使います。この文の構造は、「私『は』、学生『では』ない」というように、否定される対象(学生)の直前に「이/가」が来る、と理解すると分かりやすいかもしれません。まずは「名詞 + 이/가 아닙니다」という基本の形を、口に馴染ませていきましょう。

パッチムがあれば「이 아닙니다」

否定したい名詞の最後の文字にパッチム(子音)があれば、「이 아닙니다」を付けます。
例: 사람 (人) → 사람이 아닙니다

パッチムがなければ「가 아닙니다」

否定したい名詞の最後の文字にパッチムがなければ、「가 아닙니다」を付けます。
例: 의사 (医者) → 의사가 아닙니다

使える例文

저는 학생이 아닙니다.
私は学生ではありません。
학생 (ハクセン): パッチムあり → 이 아닙니다

이것은 제 가방이 아닙니다.
これは私のかばんではありません。
가방 (カバン): パッチムあり → 이 아닙니다

오늘은 일요일이 아닙니다.
今日は日曜日ではありません。
일요일 (イリョイル): パッチムあり → 이 아닙니다

그 사람은 일본 사람이 아닙니다.
あの人は日本人ではありません。
사람 (サラム): パッチムあり → 이 아닙니다

저는 가수가 아닙니다.
私は歌手ではありません。
가수 (カス): パッチムなし → 가 아닙니다

저것은 사과가 아닙니다.
あれはリンゴではありません。
사과 (サグァ): パッチムなし → 가 아닙니다

여기는 은행이 아닙니다.
ここは銀行ではありません。
은행 (ウネン): パッチムあり → 이 아닙니다

이것은 커피가 아닙니다. 차입니다.
これはコーヒーではありません。お茶です。
커피 (コピ): パッチムなし → 가 아닙니다

A: 이분이 회사원입니까?
A: この方は会社員ですか?
その場で「A: この方は会社員ですか?」の意味で使えます。短く、はっきり。

B: 아니요, 회사원이 아닙니다.
B: いいえ、会社員ではありません。
회사원 (フェサウォン): パッチムあり → 이 아닙니다

似ている表現・つまずき

自然

이것은 책이 아닙니다.
これは本ではありません。
否定される名詞「책(本)」の直後には、助詞「이/가」を使います。これが最も自然で基本的な形です。

不自然・注意

参考

이것은 책은 아닙니다.
これは本ではありません。
日本語の「は」に引かれて「은/는」を使うと、「(他の何かかもしれないが、少なくとも)本『では』ない」という、何かと比べる強いニュアンスになります。単純な否定文では「이/가」を使いましょう。

声に出して確認

練習 1. 「私は韓国人ではありません。」を韓国語にしてみましょう。(韓国人: 한국 사람)

答えを見る

저는 한국 사람이 아닙니다.
私は韓国人ではありません。

練習 2. 「これは私の携帯電話ではありません。」を韓国語にしてみましょう。(携帯電話: 휴대폰)

答えを見る

이것은 제 휴대폰이 아닙니다.
これは私の携帯電話ではありません。

練習 3. 「あの人は私の先生ではありません。」を韓国語にしてみましょう。(先生: 선생님)

答えを見る

저 사람은 제 선생님이 아닙니다.
あの人は私の先生ではありません。

お疲れ様でした。「〜ではありません」という否定の表現、いかがでしたか?助詞「이/가」の使い分けに慣れるのがポイントでしたね。次回は、いよいよ動詞や形容詞の丁寧な表現「-아요/어요」に進みます。これが使えるようになると、表現できることがぐっと増えますよ。楽しみにしていてくださいね。

日記で使う
今日の形を、日記に1文だけ入れてみてください。書いた文が「なんとなく正しい」で終わらないように、またここへ戻ってこられます。
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